夕暮れのような赤い空の下をとぼとぼと一人の少女が歩く。
白い、少女だった。宝石のように赤く輝くワインレッドの瞳。月と雪が交わって生まれたように幼くも可憐な容姿。
「うぅ~ルビー、何処にいるの…」
カレイドライナ―、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、
その淡麗な目尻に薄く涙を浮かべて己の相棒である魔術礼装の名を呼んだ。
目が覚めたら突然こんな見知らぬ場所に来ており、最初はリンかルビーの仕業かと思ったがいつまで経っても姿を表さない。
空を見れば飛行機が盛大にビラをばら撒いており、ビラには鬼ごっこをしろと書かれている。
そこから自分は拉致されたのだ、と気づくまでにしばしの時間を要した。
「どうしよう…と、とにかく時間まで逃げ切ればいいのかな」
イリヤは健脚の持ち主だ。何かと張り合う妹のクロエも幸運と敏捷(逃走)の高さは認めているし、イリヤ自身もそれは自覚している。
本当は直ぐに家に帰りたいが、ステッキなき自分はただの小学五年生。
クラスカードも手元になく、代わりに入っていたのは野球ボールサイズの水晶一つ。
これではお手上げだ、気は乗らないが鬼ごっこに付き合う他ない。
「でも終わるのいつになるんだろう……危なくないよね?」
疑問は次々と湧いてくる。しかし答えてくれる者はいない。
酷く、ルビーの軽口が恋しかった。
ただの鬼ごっこだ。大丈夫、多分、おそらく、きっと。
信じてもいない励ましを口の中で転がしながら、イリヤは取り敢えず人のいそうな学校を目指すこととした。
【不明/不明】
【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ】
[役]:子
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:水晶
[思考・行動]
基本方針:逃げ切りたい。取り敢えず学校に向かってみる
※その他
自分の役・各役の勝利条件・制限時間はすべて未把握。
人物解説……穂群原学園小等部(5年1組)に通う小学生。義兄の衛宮士郎、本来はメイドだがほぼ家族同然に接しているセラ&リーゼリットの姉妹と四人で暮らしている。
足の速さが密かな自慢。「魔法少女マジカル☆ブシドームサシ」というアニメを好んで見ている。
カレイドステッキに見初められ、ただの一般人だったイリヤが、詐欺同然の強引な手口で契約させられ、魔法少女プリズマ☆イリヤとなる。
クロエとの和解後より参戦
最終更新:2018年06月24日 15:36