一人の女が空でビラをバラまいている飛行機を凄まじい表情で睨んでいた。
無駄なく引き締まった体に、すらりとした茶のポニーテール。
顔だちも整っており、一見すれば美少女と呼んで差し支えない容姿であった。
……その表情が憎悪というドス黒いマグマで煮えたぎらせていなければ。


「突然帝都から拉致してきて、命懸けの鬼ごっこをしろ、だなんて……
お前たちは紛れもなく、悪だ。それも卑劣で下衆で醜悪な」


少女――セリュー・ユビキタスは激怒していた。
突然の拉致、突然の鬼ごっこをしろ言う命令、その鬼ごっこのルール
何よりここに来る直前まで一緒にいた、自らの半身であり大切な相棒のコロが没収されているという事実が何より許すことができなかった。


「待っていろ、コロがいなくても必ず居場所を突き止めて殺してやる」


人というよりは鬼の貌で、正義の味方は支給品として与えられた銃を握りしめた。


【???/深夜】
【セリュー・ユビキタス@アカメが斬る!】
[役]:親
[状態]:健康
[装備]:口と腕に仕込んだ内蔵銃
[道具]:八十九式小銃、予備弾倉。
[思考・行動]
基本方針:鬼ごっこを止める。悪は殺す 

※その他
自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握。
※コロは異能と判断されたのか没収されました。

【人物背景】
帝都警備隊に所属する女性隊員。警備隊の父がいたが、凶賊との戦いで殉職する。
可憐で親切な女性だが、そう言った過去の経験から、狂的とも言える程の正義に傾倒し、悪を裁く事を無上の悦びとしている。
敵対者に対する情は持たず、自身が『悪』であると断定すれば容赦なく処刑する。非常に独り善がりな性格。
最終更新:2018年07月22日 21:38