「居ないね」

「居ないわね」

交番の周囲を探索するしんのすけと、交番の内部を探索するエスターが声を交わす。
拡声器を通じた桜井リクと『古畑』の遣り取りを聞いた三人はこの交番までやって来たのだが、既に『古畑』こと今泉は学校に向かって移動していた為に、当然のように行き違いになっていた。
今はしんのすけが交番の周囲を探索し、エスターは交番の内部で武器になるものを物色していた。

(うーん。この地図交番がどこにも載って無いんだけど)

そしてグレーテルは、エスターを横目で監視しながら地図を見ていた。
自分の同類のエスターが凶器を漁っているのは、グレーテルとしては気になるのは当然だった。

(まあ此方に向かって来れば殺すだけ)

物騒な事を極自然に思考しながら地図を見る。
この地図には交番が記載されていないが、『
古畑』が話していた相手は学校に居る。
つまりは此処は学校にほど近い場所なのだろう。
だがそうすると、北に移動した事になるのだが、グレーテルの感覚からすれば、北に移動した覚えは無い。
グレーテルの感覚が正しければ、『地図に載っていない学校が存在する事になる』。

(まあ、地図を見て走った訳ではないものね)

グレーテルはそう結論を出すと、二人に向かって提案する。

「『古畑』さんは、学校に向かうって言ってたから私達も行ってみましょう」

グレーテルとしては、なるべく多くの人と会いたいのだから、当然の提案である。

「けど、学校の場所が分からないぞ」

しんのすけも他の人、出来れば大人と接触したいので否定しない。

「私達は『古畑』さんを見ていないし、私達の来た方向とは逆の方向に有るんじゃないかしら」

エスターとしては『親』という肉盾が欲しい。

三者三様ではあるが、彼等は他者との接触を望んでいた。

「なるほど、では、向かいますか」

しんのすけが言うと、三人は学校が有ると思われる方向に向かって移動を開始した。


【チーム見た目は子供

【G-08(交番)01時15分】


【グレーテル@BLACK LAGOON】

[役]:子

[状態]軽トラを運転中

[装備]:BAR

[道具]:不明(社務所で凶器として使えそうなものを中心に回収)
地図(Bルート)

[思考・行動]

基本方針:皆殺し

1:取り敢えず学校に行く。

※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・制限時間は全て未把握

地図(Bルート)を交番で把握しました。


【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】

[役]:子

[状態]:健康

[装備]:『お守り』

[道具]:なし

[思考・行動]

基本方針:ネネちゃん家に行く。

1:みんなで学校に行く。

※その他

自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。


【エスター@エスター】

[役]:親

[状態]:健康

[装備]:ハンマー、青酸カリ@バトルロワイアル

[道具]

[思考・行動]

基本方針:子のふりをして立ち回る。

1:子として親の庇護を受けつつ、参加者の情報を集める。

2:制限時間が近づいたら、親を減らす。

*その他

自分の役、各役の勝利条件、制限時間を把握。

※交番内で武器になりそうなものを入手したかも知れません。
最終更新:2018年08月15日 11:54