Ki…ki…ki mu…mu…m…
ki…ki…ki mu…mu…mu…
ki…ki…ki mu…mu…mu…
―――――“Kill mum"
深夜、霧の立ち込める森の中を怪人が、のしのしと歩いていた。
大柄な体格と、何よりも素顔を覆い隠すアイスホッケーマスクが目立つ。
「……」
彼は鬼だ。現世で復讐のために人をひたすら殺し続けた怪物。
不死身の肉体と、人間の肉体を容易く破壊する怪力を備えた、伝説の殺人鬼。
名をジェイソン・ボーヒーズ、クリスタルレイクに潜む殺人鬼である。
今回、地獄から鬼役として復活したジェイソンの行動方針は至ってシンプルそのもの。
ーー殺す。
親も子も、同じ鬼ですらも区別がついているのかも怪しい純粋な殺意こそが、彼を突き動かしているパワーであった。
悩むことなど何もない。
彼は幾度も死から蘇り、惨劇をもたらしてきた。
ここでも同じことをするだけだ。
殺戮の舞台がクリスタルレイクから沖木島の、正確にはその島を再現した地獄に代わろうと、何一つ変わらない。
解き放たれた殺人鬼は獲物を求めて歩き続ける。
子か、親か、もしくは鬼か。
誰の血が(もしくは命が)彼によって流されることになるのかは、まだ、わからない。
【???(深い森の何処か)/深夜】
【ジェイソン・ボーヒーズ@13日の金曜日シリーズ】
[役]:鬼
[状態]:健康
[装備]:アイスホッケーマスク、マチェット
[道具]:四次元っぽい紙袋、不明支給品3つ
[思考・行動]
基本方針:殺す。見敵必殺。
『人物解説』
ホラー映画『13日の金曜日』シリーズに登場する架空の殺人鬼。
11歳の時から先天的な障害による顔の奇形と脳の小ささが原因による虐めを受けていたが、その虐めが原因で溺死したと思われていたが実は生存していた。
息子を失って狂ってしまった母親が次々に凶行を重ねるも殺害される原場を目撃し、以降殺人鬼として400人近くの人間を殺害する。
初期は異常に頑丈なだけの人間であったが、途中から不死身化。
何度死亡しても、落雷や超能力、サイボーグ化などによって毎度のように復活を繰り返し、死亡する度に人間離れした怪物へと変貌している。
弱点は、母親と同じ恰好や話し方をする女性や、幼い頃の自分と重なる相手と相対すると戦意を喪失する事がある事と、溺死したため水が苦手とされるが、彼自身は大嫌いなだけで致命的な弱点ではない。
最終更新:2018年04月11日 09:08