「ひゃはははは! いいぜぇ! 最高だ! 絶望鬼ごっこたぁ、正に俺様向けの舞台じゃねえか! 望み通りやってやるよ!」

比較的このゲームに情熱を燃やす彼の名前はチャッキー。本名はチャールズ・リー・レイ。世にも珍しい悪意ある殺人人形である。

鬼役として主催に蘇えさせられたチャッキーは歓喜した。聞けばこのゲームで優勝すれば現世への復活も可能らしい。
人形に憑依することで幾度も復活を試みたが、ついぞ成功しなかった人間の体を得られる絶好のチャンス。乗らない理由はない。

「だけどよ、ここでも俺はグッドガイなのか? 糞っ! どうせなら人間の体を寄越しやがれってんだっ!」

不満があるとすれば、生前の体ではなくグッドガイ人形の姿で参加させられたことか。
しかし、この体でもこれはこれで利点がある。人形の姿は不意打ちするには絶好の擬態にもなるし、子を狩る長所になる。

支給品は確認した。手に取ったのはナイフだ。これならこの体でも扱いやすい。

聞けば子と親は大半が普通の人間との事だ。厄介なのは支給品だが、殺しの玄人である自分なら対処する方法は幾らでもある。

気になるのは他の鬼の存在だが、このゲームのルールでは潰し合う必要は無い。
戦っても負けるとは言わないが、損得勘定ができる奴なら組むことも考えるべきか。

「現世に甦ったら、真っ先にあのアンディーの糞ガキをぶっ殺してやるぜ! ひゃははは!」

本来なら愛らしい顔を狂気に歪めながら、殺人鬼は獲物を求めてどこかに消えていった。

【???/深夜】
【チャッキー@チャイルドプレイシリーズ】
[役]:鬼
[状態]:健康、グッドガイ人形の体(新品)
[装備]:ナイフ
[道具]:四次元っぽい紙袋、不明支給品2つ(確認済み)
[思考・行動]
基本方針:子か親の前では人形のふりをして様子見、可能なら不意打ちで殺害する。別に殺さなくても良いらしいが殺した方が手っ取り早い
1:支給品の反撃を食らわないように警戒。話が通じるなら他の鬼と組むことも考慮する

『人物紹介』 
映画チャイルドプレイシリーズに登場する殺人人形。
参戦時期はチャイルドプレイ3で死亡した直後。外見は新品のグッドガイ人形。

元は「湖畔の紋殺魔」と呼ばれたチャールズ・リー・レイという殺人鬼。
逃亡中に警察に銃撃され殺害されるも、魂を移動させるブゥードゥの秘術を修得していたため、偶々手元にあったグッドガイ人形に憑依することで生き延び、以後最初に正体を明かしたアンディー少年の体を乗っ取ろうと殺人を繰り返すも失敗、破壊される。
以降、別のグッドガイ人形に憑依する形で幾度か復活するも生身の体を得られることなく敗北している。
人形の体でありながら力量は常人並だが、体格の差で成人に勝てず力負けする描写が多い。赤色のナイフを用いる。
殺人術に長けており、常備しているナイフや得意とした絞殺などで直接殺害する以外にも、周辺にあった道具や設備を用いての無計画でありながら機転を利かせた殺人も多い。
最終更新:2018年04月14日 01:25