「ワオ。鬼ごっこかい?」
空から舞い落ちてくるビラを見る。そこに書いてある内容は鬼ごっこ―――草食動物達を一斉に咬み殺す遊びだ。
親という普通の鬼ごっこにはない役割が追加されているが、咬み殺す対象が増えるだけなのでそれについて雲雀恭弥は特に気にする様子もない。
何故なら彼は並盛中学で最強の男だ。ゴーラ・モスカを瞬殺したことから、裏社会でも通じる強さを誇ることも証明されている。親が何者であろうと、咬み殺す自信はある。
……しかし雲雀は子だ。本人は自分のことを鬼だと考えているが、本来は咬み殺す側ではなくむしろ逃げる側である。
だが普段とは立場が正反対であるがゆえにその誤解に気付けるはずもなく、いつも通りに草食動物を咬み殺す道を選んだ。
ただし鬼と群れるつもりはないし、遭遇することがあれば咬み殺すつもりだ。子や親を狩る役割なのだから、多少の歯応えは期待出来るだろう。雲雀が特別視している赤ん坊……リボーン程の強さがあれば理想的だ。
そして方針も決まった所で早速咬み殺しに行こうとした時、ポケットの中の異物感に気が付いた。
すぐに取り出して説明書を読むと、それは式札というらしい。子が鬼に対抗する上で重要な支給品であるソレを雲雀は―――。
「これ、いらない」
何の躊躇もなくポイ捨てした。彼は自分のことを鬼だと思っているし、参加者の死体が何役だろうが興味はない。どんな役割の相手だろうが咬み殺すだけだ。
孤高の浮雲はこの鬼ごっこでも、我が道をいく。
【???/00時06分】
【雲雀恭弥@家庭教師ヒットマンREBORN!】
[役]:子
[状態]:健康
[装備]:雲雀のトンファー@家庭教師ヒットマンREBORN!、雲のボンゴレリング@家庭教師ヒットマンREBORN!
[道具]:無し
[思考・行動]
基本方針:咬み殺す
1:親、子、鬼を咬み殺す
2:他の鬼と群れるつもりはない
※その他
自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。自分の役を鬼だと誤解している
『人物紹介』
並盛中学校の風紀委員長。並盛中学校だけではなく、並盛町一帯の頂点に立ち、裏社会も牛耳る最強最恐の不良。愛校心が人一倍強く、風紀委員の部下に手配させた校歌を着うたにしたり、常に制服を着ているなどの諸行動が見受けられる。
フゥ太の「並盛中ケンカの強さランキング」では1位。好戦的な戦闘マニアで、より強い相手と戦いたいという願望がある。トンファーを使った近距離攻撃を得意としており、トンファーには鉤や棘、玉鎖など様々な仕込みが施されている。また、群れることと束縛を嫌う一匹狼で、他人が群れているところを見ると「弱くて群れる草食動物は嫌い」という理由で襲い掛かる。
まだ匣兵器が登場していないVSヴァリアー編終了後、未来編前からの参戦。
最終更新:2018年04月23日 21:11