海岸をてくてくと歩く少女が一人。周囲を見回しながら海沿いに歩いている。
「むう…。訳がわからん。気がついたら飛行機から落とされてこんな処に居るし、それに…………」
見上げた空は血を溶かし込んだ様に赤く、所々で火花が散っていた。
「何とも面妖な空よ………。超帰りたいぞよ」
とは言え帰り道がわからないのでどうしようもないのだが。
思わず腰に帯びた太刀と、隠し持った某手裏剣を確かめ、その感触と重さに安心感を覚えた。
周囲を窺い、人の気配がないことを確認すると、デイバッグの中身を検める。
「鬼ごっことはいえここまで手が込んでいると物騒な予感がするのう、まあ何か起きても対処は出来そうじゃが………ひょ?」
出てきた代物は知識の中には確かに有る。だが、こんなものが入っているという事は、この鬼ごっこが命懸けの行為である事を意味する。
「一体何ぞよ?」
但し書きを読んで舌打ちを一つ。中に入っていたのは防弾ベストと閃光弾。
「なんとも物騒な鬼ごっこよ………。これも因果というやつかのう………………」
過去に己の武力と権限を用いて、男共に行って来た熾烈な虐待を思い出し、少女の口元に自嘲の笑みが浮かぶ。
「聞かされた話じゃと、親と子の勝利条件は両立せぬ。子の数が減り過ぎれば親同士で殺し合いが始まるじゃろう」
似た様な事を実行して来た少女は、この
ルールの本質を理解した。
外見が小学生と変わらない身だが、これでも齢十八である。
短く苦笑した少女は、再度左右を見回して誰も居ない事を確認する。
未だに釈然としないが、自分の置かれた状況と、腰の太刀と支給品を考えれば、この鬼ごっこはかなり物騒なものだと推測できる。
武装した自分の抵抗を捩じ伏せられる強さか装備の鬼が徘徊しているのは確かな事実だろう。
「どうも殺し合いを前提にしておる様じゃのう………」
取り敢えず親なり子なりと合流して、情報を交換したいところだが、鬼とも遭遇しておきたかった。
何しろ対策を立て様にも、鬼がどんな相手か知らなければ、立て様が無いのだから。
【???/00時01分】
【花酒蕨@武装少女マキャヴェリズム】
[役]:親
[状態]健康
[装備]:太刀・棒手裏剣
[道具]:防弾ベスト・閃光弾
[思考・行動]
基本方針:親か子と合流する。鬼がどんなものか確認しておきたい。
自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握。
ルールの本質に気付きました。
人物情報
CV日高里菜
元々女子高だった学園が共学になった際に男子生徒を恐れた女子生徒のための風紀組織、愛知共生学園“天下五剣”の最年長生。要するに高校三年生。
ただし外見は小学生並み。
気分屋かつ奇矯な振る舞いをする少女。ドーモー(cv藤田咲)というクマを飼っている。
学園の治安維持を理由に矯正対象の関係者も平気で巻き込む"ワラビンピック"なる催しを行い。
他の五剣担当領域にも干渉してくるため、生徒達からも話の通じる相手ではないと認識されている。そうした行動は熊を飼うことを通すために誰よりも恐れられようと露悪的に振る舞っているためで、根は理知的で最上級生としての責任感を持つ。が、一番風呂を巡って他の五剣と喧嘩したりする。
精神的な揺さぶりを掛けたり、強敵相手には数を用いたりと知恵を用いた(本人は老獪と称する)戦い方をする。
タイ捨流を修得していて、戦闘では身軽さを活かして戦う。
モチーフは天下五剣の一つ"童子切安綱"。
最終更新:2018年05月19日 18:14