「はぁ、参ったね。」
青年は絶望していた、いきなり謎のウサギに謎の島に連れてこられ、「らーぶらぶ修学旅行」という巫山戯た行事に参加されたかと思えば、また謎のクマが現れて「コロシアイ生活」に変更したかと思えば、急に目の前が真っ暗になり「鬼ごっこ」に参加させられて今に至る訳だ
「うーん、さっきから全然解けないし、本当に絶望だね。」
さらに運の悪いことに一通り説明された後にパラシュートで落とされて、不幸な事に偶然木にパラシュートが引っかかり、その際に紐やらが体に巻きつき身動きが出来ない状態である。
この極限下の中でのこの状況は絶対絶命であり、常人なら絶望の感情に支配されたであろう。
「あはっ。」
だが彼は絶望しなかった。
「あっははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!
…本当に絶望的だね?こんな事に巻き込まれただけじゃなく、こんな風になるなんて!?ああ…一体この次はどんな幸運が訪れるんだろう…それとも更なる不幸かな?ワクワクするね!」
彼は絶望するどころか高らかに笑い、次にやって来るであろう幸運と不幸に希望を持っていた。
希望と絶望、幸運と不幸にまみれた人生を歩んで来た彼にとって、この程度の状況は何の障害にならずにいた。
(他のみんなはどうしているのかな?まさか僕だけかな?まあどっちでもいいや。
希望へと逃げる子、希望を守る親、希望を捕まえる鬼、果たしてどっちが希望になるかな?さあ、この絶望を、そしてこの僕を踏み台にして、君達の希望を僕に見せておくれ!)
彼はこの絶望に溢れる世界で希望があることを信じている。
なぜなら、彼にとって絶望とは自分自身と同じただの踏み台に過ぎず、そして希望は全ての絶望を消し去る絶対的に良いものだから。
彼の名は狛枝凪斗。
超高校級の幸運の才能を持つ、希望の狂信者。
【H-7/深夜】
【狛枝凪斗@スーパーダンガンロンパ2】
[役]:親
[状態]:パラシュートに絡まれ身動き出来ない、健康
[装備]:パラシュート
[道具]:支給品2つ
[思考・行動]
基本方針:希望の為の踏み台になる
1:どちらかの陣営が希望になり得るか見定める。
2:…誰か来ないかな?
※プロローグ終了時からの参戦。
※自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握。
人物紹介
狛枝凪斗
CV緒方恵美
絶望的な状況下でも、仲間と希望の力を信じている、面倒見のある青年。
…なのだが、実は常に自分を卑下し、絶望を毛嫌い、希望の為なら自身や仲間をも踏み台にする危険人物。
狛枝の持つ超高校級の幸運の才能とは、望めばどんな幸運をも手にする事が出来る能力。ただし、その前後にその幸運に比例した不幸がやって来る。
逆に言えば、不幸が来ればそれに比例した幸運が来る、その為狛枝自身はこの才能をゴミといいつつも、絶対的信頼をしている。
最終更新:2018年05月29日 02:10