「勘吉……」
心細げに、自分が強く信頼する人物の名前を呼ぶ。
しかしその声に反応する者はだれもいない。
ここは一体どこなのだろうか。少なくとも東京でないことは確かだ。
自分は何か悪いことをしたのだろうか。そんなことも思ってしまう。
座り込み、思わず泣きたくなったが必死でこらえる。
こんなところで泣いていてはいけない。自分はお姉さんなのだから。
そう、自分に言い聞かせる。
先ほど手に取った紙切れにはこんなことが書かれている。
『
ルール1:子供は、鬼から逃げなければならない。』
『
ルール2:鬼は、子供を捕まえなければならない。』
『
ルール3:きめられた範囲をこえて、逃げてはならない。』
『
ルール4:時間いっぱい鬼から逃げ切れれば、子供の勝ちとなる。』
『
ルール5:親は、子供を守らなければならない。』
この場に勘吉や纏がいるのかどうかはわからない。
しかし、自分がそうである以上、巻き込まれている可能性も否定できない。
もしかしたら蜜柑も……そんなことも考えてしまう。
おそらく自分の役は「子供」だろう。
だとしたら、彼らのような頼れる「親」と合流したい。
もし鬼と出会ってしまったら……恐怖を心から振り払う。
自分は家族や周りの人のため、そして生まれたばかりの妹のためにも生きて帰らねばならない。
そう、心に決めて檸檬は立ち上がった。
【???/00時02分】
【擬宝珠 檸檬@こちら葛飾区亀有公園前派出所】
[役]:子
[状態]:健康
[装備]:『お守り』
[道具]: 不明
[思考・行動]
基本方針:生きて帰る。
1:親と合流したい。
『人物解説』
漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の登場人物。4歳の幼稚園児だが
年齢の割にはかなり落ち着いて大人びており、大人顔負けの特殊技能も多々持っている。
特に味覚に関しては並ぶものがないほど。
両津によく懐いており、大切な家族であると思っている。
しっかりした考えを持つ反面、嘘はつけない性格である。
最終更新:2018年05月29日 02:19