ブライトへ
この手紙をもって私の指揮官としての最後の仕事とする。
まず、現在の状態を打破するために、ワッケイン司令に協力をお願いしたい。
以下に、この作戦についての愚見を述べる。
公国軍の排除を考える際、第一選択はあくまで正面攻撃であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には私自身の場合がそうであるように、発見された時点で爆撃や強襲を受けた戦闘症例がしばしば見受けられる。
その場合には、民間人を含む乗組員全員の適切な対処が必要となるが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの民間人の飛躍は、戦闘機以外の戦闘法の発展にかかっている。
私は、君がその一翼を担える数少ないクルーであると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
君にはWB隊とMS技術の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、戦争による死がこの世からなくなることを信じている。
ひいては、多くの難民達を地上で解放したの後、WBを君の経験材料の一石として役立てて欲しい。
屍は生ける師なり。
なお、自ら前線の第一線にある者が早期離脱し、手遅れの外傷で死すことを心より恥じる。
パオロ・カシアス
この手紙をもって私の指揮官としての最後の仕事とする。
まず、現在の状態を打破するために、ワッケイン司令に協力をお願いしたい。
以下に、この作戦についての愚見を述べる。
公国軍の排除を考える際、第一選択はあくまで正面攻撃であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には私自身の場合がそうであるように、発見された時点で爆撃や強襲を受けた戦闘症例がしばしば見受けられる。
その場合には、民間人を含む乗組員全員の適切な対処が必要となるが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの民間人の飛躍は、戦闘機以外の戦闘法の発展にかかっている。
私は、君がその一翼を担える数少ないクルーであると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
君にはWB隊とMS技術の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、戦争による死がこの世からなくなることを信じている。
ひいては、多くの難民達を地上で解放したの後、WBを君の経験材料の一石として役立てて欲しい。
屍は生ける師なり。
なお、自ら前線の第一線にある者が早期離脱し、手遅れの外傷で死すことを心より恥じる。
パオロ・カシアス