心理学1999

{99年心理学B


人原野動物は日常生活でさまざまな行動をする。生活体の内部に仮定される力で、行動の原因となって行動を始動させ、適切な目標に生活体を向かわせる力を一般的に(1向力 2誘因 ③動機 4原力)とよぶ
これは大きく2つにわけられる。1つはA(①基本的 2本能的 3派生的 4好奇的)動機で人間や動物が正常に生きていくために充足されなければならないものである。
2つめはB(1基本的 ②派生的 3経験的 4後天的)動機とよばれ、Aを土台にしてその上に経験を通して獲得される。
Aのひとつ(1生活的 2保存的 3保持的 ④生物的)動機は生活体が生命を維持し、種を保存させるためにみたさなければならないものであり、(1向力 2誘因 ③動因 4原力)ともよばれる。
これは主として生活体の(1免疫機能 ②ホメオスタシス機能 3ホモゲナイズド機能 4自浄機能)に基盤をおいている。
たとえば幼稚園児に食べたいものを自由に食べさせる状況を作ってやると、最初は好きなものしか食べないが、そのうち偏食による栄養の偏り(1とは関係なく ②を補うような 3を増長させるような 4を無視して)食べ物を食べるようになるということである。
これとは逆に、(1欲求 2経験 ③目標 4動因)が行動を外側から誘うことがある。
例えば、ヒヨコにえさを与えるときに、穀物粒のヤマを大きくしてやるとヤマの小さいときに比べて摂取量(1が変わらない ②が増える 3が減る 4は量れない)などである。
また集団で食事をすると、単独で食事するよりもたくさん食べるが、これを(①社会的 2同胞的 3集団的 4仲間的)促進という。
別のれいとして、ヒト、とくに男性の(1住動機 2名誉動機 ③性動機 4衣動機)についてこの現象がみられる。
Aの中にはホメオスタシス機能によらないものもある。
これは(1外発的動機 2自己動機 3内面動機 4内発的動機)とよばれる。
そのひとつ、感性動機は(1隣人 2感覚 3電磁波 ④刺激)遮断の実験によってもしられており、(1逸脱 2愛情 ③感覚 4内部)的刺激やその変化を求める動機といえよう。
子のほかには、なぞなぞ、ゲームなどで頭を使おうとする(①認知動機 2頭脳動機 3操作動機 4好奇動機)などがある。
この種の動機の特徴は、それがみたされても具体的(1理解 ②達成感 3認知 4報酬)がないということである。


ちょっと一休み。〇囲みが回答やけど正解かどうかはわからんのでノートなりでチェックしてなり。


Bには(社会的)動機と(情緒的)動機がある。前者は社会生活を通して獲得されるもので、個人によっても異なり、それがみたされないからといって特に生死にかかわるものでもない。
その中には(達成)動機や(親和)動機などがあり、これらは子供のころの育てられ方によりその強さが異なるとされる。
後者は、内面に生じたある状態が行動を起こさせるというもので、代表的な実験として、電気ショックによって生じた(恐怖)がネズミに回避行動を起こさせるというものがある。
動機付けられているということは覚醒化された状態である、という考えにたつと、一般に課題の遂行は、(恒常的な)動機付け、つまり覚醒が高まることにより促進されるが、あまり覚醒が高まりすぎると、遂行がかえって妨げられるということがある。
この、覚醒水準と課題遂行成績との関係を示したものが(ヤーキーズ・ダッドソン)の法則と呼ばれるもので、覚醒水準と課題遂行成績は(逆U字)金木にあるというものである



一般に、目標に方向づけられた行動を阻む条件を障害と呼び、目標行動が阻止された状況を(欲求阻止)の状況という。そして、それに伴う動機の不充足によって生じる(不快)な心的状態を(欲求不満)という。この状態に対して人間はさまざまな反応を起こす。
そのひとつである(代償的)反応とは、本来の目標達成をあきらめ、そのかわりとなる目標を達成して、それによって部分的にせよもとの欲求を充足させることである。しかし、この場合は本来の目標達成をあきらめるため(要求水準)の低下をともなうことが多い。
深層心理学的な立場では、欲求不満な状態は不快な緊張状態であるため、そういった不安を緩和させ、(自我)を破局から救おうとする(無意識)的な適応の仕組みがあると考える。これは、(自我防衛)的反応とよばれ、不快なことを意識の外に締め出す(抑圧)、自分の行為に都合のよい理由付けを行う(合理化)あるいは、発達段階が戻ったり、より未熟な行動様式にもどる(退行)、またある対象に向けられていた感情が、本来のものからほかの対象に移される(置き換え)などがある。
この最後のもののうち、社会的に価値の高いものに変化する場合をとくに(昇華)という
生活体の適応に脅威を与えるような場面で生ずる心理・生理学的緊張で、生活体のエネルギーをその終結にむけなくてはならないような状態のことを(ストレス)という。これは(自立)神経系の興奮と強い関係がありストレスの長期にわたる持続はいろんな身体的疾患につながりやすい、例えば、競争心、達成動機、敵愾心が強く、いつも時間に追い立てられているようなヒトは、(A型)性格と呼ばれ、心臓の冠状動脈の異常や、(心臓発作)が起こりやすいといわれている。このような心理的なことが原因となって起こる身体的疾患を(心身症)と呼ぶ。さらに、この状態の長期の持続は胃酸の分泌過剰をもたらし、胃粘膜が侵食侵食されて潰瘍の起こることがある。
どのような心理的な事柄が潰瘍の原因になるのかについてはネズミを使った実験から(対処不可能性)、(葛藤)、あるいは大型トラックで前の見通せない後続車の運転手のような、事態の(予測不可能性)などが考えられる。



これらとは別に、パーソナリティを深層心理学的に考えようとする立場がある。そのひとつに、(フロイト)の考え方がある。彼は心を、大きく意識と(無意識)の2つにわけ、それらの問の力動性を強調した。後者の領域内にあるさまざまな欲望、衝動、想念、記憶などは絶えず意識にあがろうとする強い力を持っているが、ありのままに意識化することは本人にとって脅威であるため、思いもよらぬ失態や、(言い)間違い、原因不明の習癖、象徴的な夢などに姿を変えて表出することになる。彼は、心を構成するものとして、X(イド)、Y(自我)、Z(超自我)の3つを考えた。
Xは(リピドー)と呼ばれる性的エネルギーによって支えられ、(~したい)という快感原則に従う。
Yは外界とXを仲介する部分で「~したほうがよい」という(現実原則)に従う。
また、Zは「~であるべきだ」という社会の倫理的基準が内面化したものと考えられ、道徳的態度などを代表するものである。YはXから突き上げる欲望・衝動とそれに対する物理的・社会的制約、またZの働きによる自己規制の間で常に(葛藤)に悩まされている。
そのためYは破綻の危機を免れるためにさまざまな手段を用いて、心の内外の状況に自分を適応させようとする。
この手段を自我の(防衛)機制と呼び、その代表的なものとして抑圧、逃避、退行などがある。
ユングもまたパーソナリティを深層心理学的にとらえようとしていた。彼はそのリロンの中心に、意識と無意識の相補性を考えた。
例えば、意識上の「自分で認めている自分」と意識下の「自分で認めてない自分」(影)、また女性ならば、女性としての自分と意識下にある(男性的)部分などが相補うことにより心のバランスが保たれているとする。彼も(フロイト)と同じく意識下の世界に重きを置いたが、それを、個人的部分と人間全般に共通する部分(集合敵無意識))に分けたところに特徴がある。

パーソナリティの形成要因としてはいくつかあるが、主なものとしてa(遺伝的)要因、b(環境的)要因、c(深層心理的)要因それにd(自己形成の)要因の4つがあげられる。
aは身体の(生理学的)特質の個人差によるものであり、bは具体的には家庭のしつけや友人関係あるいは文化・社会などの要因である。
またcではパーソナリティの発達を(リビドー)の段階的放出と成熟・統合の過程であると考え、この正常な経過がある段階で(固着)するとその段階に応じて特徴的なパーソナリティ特性が生じるとする。
この考えでは、(防衛)機制もその要因のひとつであるとする。
でゃ個人の努力で能動的に、自分の理想像に向かおうとする要因であると言える。}

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最終更新:2009年01月23日 09:09
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