Ⅰ、以下の各問いについて解答用紙の解凍箇所に答えを性格に記入してください。
(配点50点、氏名を書くときは欧文でも可)
①次の短文は、パウロに関して記したものである。空欄に適切な言葉を埋めよ。
(空欄の記号が同じものは同じ語句が入る。<ロ><ハ>は人名)
「 元々、パウロは熱心な<イ>教徒であり、キリスト教徒に対して極めて否定的であった。
キリスト教徒最初の殉職者である<ロ>の殺害場所にも立ち会っていたということが『聖書』には記されている。
しかし、自らキリスト教徒を捕まえるために向かったダマスコへの途上、不思議な光を身に浴び、<ハ>の声を聞くという神秘体験後、
回心し熱心なキリスト教徒となり、残りの生涯をキリスト教の宣教に費やすこととなった。
パウロの宣教の特徴は、神話的な世界を乗り越えたと自認する、ギリシャ・ローマ世界に、改めて信仰の重要性を
知らしめるところにあった。また、当時のヨーロッパ世界に広く流布していた<ニ>思想の影響を強く受け、
パウロの思想は、現実の世界を仮象と見なす傾向となった。
それ故、後のキリスト教が<ホ>差別、<ヘ>差別、<ト>差別を容認する根拠をパウロに見出すこととなり、それは、
今日においても大きな問題となっている。」
②16世紀宗教改革によって大きな批判にさらされることとなったローマ・カトリック教会が
重要視していた事柄のうち、一つを記し、その内容について端的に述べなさい。
③トマス・アキナスが後世に大きな影響を残した事柄を一つ記し、その意義を簡潔に述べなさい。
④現在キリスト教諸派の中で、「正統」と位置づけられている教派名を三つ記しなさい。
⑤関西学院を創立した宣教師の氏名とその宣教師が属していたキリスト教の教派名を記しなさい。(名は頭文字でも可)
Ⅱ、以下の問いに対して解答用紙の該当箇所にそれぞれ500程度で答えてください。
(配点50点、解答用紙に書ききれない場合は、裏面に続いても可)
①初期キリスト教が『聖書』を持つ「聖典宗教」となった経緯を説明し、キリスト教が「聖典宗教」になったことが後世に及ぼした影響について論述せよ。
②イギリスのメソヂスト教会誕生の経緯について、その基礎を気付いた兄弟の氏名を記したのち、産業革命との関係から論述せよ。
最終更新:2008年08月11日 23:36