ファンタズマル・フォース(呪文)

Phantasmal Force/幻の力
2レベル幻術

発動時間:1アクション
距離:50フィート
持続時間:精神集中、最大10分

距離内の君が見ることができる1体のクリーチャーの精神へと達し、そのクリーチャーの思考内へ植えつける幻術1つを作る。その目標は【判断力】セーヴィング・スローを行なわなければならない。セーヴに失敗すると、君は持続時間の間、その目標にだけ見ることができる、幻の物品、クリーチャー、あるいは他の視認できる君が選んだ何らかの現象を作り出す。この呪文はアンデッドや人造には効果を持たない。
この幻術には音、温度、そしてその他の触った感覚すら含まれ、またそのクリーチャーにだけはっきりと知覚される。この幻術は最大で500立方フィートまで、すなわち、おおよそ一辺8フィートの立方体―典型的な大型サイズのクリーチャーの大きさ程度―を占有するように見せ掛けることができる。
この呪文の効果を受けた目標は、そのアクションを使ってこの幻術を看破しようとすることができる。そうするときには、この呪文のセーヴィング・スロー難易度に対する【判断力】判定を行なう。この判定に成功すれば、呪文は終了する。
目標がこの呪文の効果を受けている間、その者はこの幻を本物であるかのように振る舞う。この幻術との間にどんなに不合理なやりとりがなされたとしても、それを無理に合理化して自らを納得させてしまう。たとえば、裂け目に架けられた幻の橋を歩いて渡ろうとした目標がその橋に足を踏み出したとたんに落下したとする。もしこのクリーチャーが落下を生き延びても、なおそこに橋があると信じており、落下にはそれ以外の何らかの説明をつけようとするのである―誰かに押された、足が滑った、あるいは強風に吹き飛ばされたなどの理由を。
効果を受けた目標は、この幻の現実度をあまりに強く確信しているため、その幻術から実際にダメージすら受けてしまう。クリーチャーとしての姿を取って作られた幻は目標を攻撃することができる。同様に、火、酸の池、あるいは溶岩などの姿で作られた幻は目標を焼くことができる。君のターンの毎ラウンド、目標が幻の効果範囲の5フィート以内にいるなら、幻を使って目標に1d6のダメージを与えることができる。このダメージはその幻術に応じて適切な種別のダメージを与える。火であれば[火]ダメージを与え、ロングソードで武装したモンスターなら[斬撃]ダメージを与えるといった具合である。

物質要素:羊毛すこし。

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最終更新:2014年06月03日 21:05