Dungeons & Dragonsゲームはダンジョン・マスターが用意した冒険に乗りこむキャラクターたちのグループによって構成される。各キャラクターは、
能力値と技能、クラスの特徴、種族的特徴、装備品、そして
魔法のアイテムといった形で、特定の能力を冒険にもたらす。すべてのキャラクターは異なっており、さまざまな長所と短所を持っているため、最善の冒険者パーティとは、キャラクターたちが互いに補完し合い、仲間の弱点をかばうパーティである。冒険者たちは冒険を成功裏に完遂するために協力し合わなければならない。
冒険はこのゲームの中心であり、始まりがあり、中間があり、そして終わりがある物語である。冒険はダンジョン・マスターによって作られたものか、ショップで購入し、DMの必要と希望に合うように微調整されたり変更されたりしたものである。どちらの場合も、地底のダンジョン、崩壊した城、広大な荒野、あるいは忙しそうな大都市など、冒険はファンタジー設定を特徴としている。それはキャラクターたちの豊かな想像力を特徴とする:冒険者たちはテーブルを囲む他のプレイヤーやノンプレイヤー・キャラクター(NPC)によって作り出され、プレイされる。:こうしたキャラクターは後援者、味方、敵、雇い人、あるいは冒険における単なるエキストラであるかもしれない。しばしば、NPCの1人が、冒険の行動の多くを駆り立てるきっかけとなる悪役である。
彼らの冒険を通じて、キャラクターたちはさまざまなクリーチャー、物品、そして何らかの方法で対処しなければならない状況と遭遇する。ときに冒険者とその他のクリーチャーは戦闘においてお互いを殺したり捕らえたりするために全力を尽くす。また別のときには、冒険者は目標を定めて他のクリーチャー(場合によっては魔法の物品)と会話をする。そしてしばしば、冒険者はパズルを解いたり、障害物を迂回したり、隠された物を捜しだしたり、現在の状況を打開したりするために時を費やす。その一方で、冒険者たちは世界を探険し、どの方法で旅をするかと、次に何をするかという事を決定する。
冒険の長さや複雑さはさまざまである。短い冒険はほんの2~3の脅威しか存在しないかもしれず、完遂するまでに1回のゲームだけで済むだろう。長い冒険は何百もの戦闘、対話、その他の脅威が関連しており、何十回ものプレイ・セッションを要し、実際の時間で何週間も、何ヶ月もかかる。通常、冒険の終わりは冒険者たちが休憩と彼らの仕事の成果を享受するために文明圏へ戻るという形で区切りが付けられる。
しかしそれは物語の終焉ではない。1つの冒険は、いくつもの刺激的な場面で構成されたTVシリーズの1エピソードのようなものと考えることができる。キャンペーンとはそのシリーズ全体のことである―冒険の糸は互いに絡まり合い、一貫して登場する冒険者グループが物語を最初から最後まで追い続けるのである。
冒険の3つの柱
魔法の驚異
出典:『Player's Handbook』
最終更新:2016年09月12日 22:43