魔法の驚異

魔法的な出来事なしで終了するD&Dの冒険などほとんどない。役に立つものであれ、有害なものであれ、魔法は冒険者の人生の前に頻繁に出現し、第10章と第11章で集中的に扱っている。
Dungeons & Dragonsの世界では、魔法の実践者は稀であり、その非凡な才能によって凡百の人々とは区別されている。庶民は定期的に魔法の証を目撃しているかもしれないが、通常それは珍しい事柄である―途方もないモンスター、明白な答えを与えられる祈り、ボディガードとして自律行動能力を与えられたシールド・ガーディアンと一緒に通りを歩くウィザード。
しかし冒険者にとっては、魔法は彼らの生存を左右する重要なものである。クレリックやパラディンの治癒の魔法なしでは、冒険者は負傷の前に速やかに屈服してしまうだろう。バードとクレリックの気持ちを鼓舞させる魔法の支援なしでは、戦士たちは圧倒的な敵の前に屈服してしまうかもしれない。ウィザードとドルイドの圧倒的な魔法のパワーと多様性なしでは、あらゆる脅威は10倍にも拡大されるかもしれない。
また魔法は悪役たちにも好まれる道具である。多くの冒険が、何らかの悪しき目的のために魔法を使おうという呪文の使い手の陰謀によって駆り立てられている。カルトのリーダーは海の底でまどろむ神を目覚めさせようとし、ハグは生命力を魔法的に吸い出すために子供たちを誘拐し、狂ったウィザードは自動人形の軍隊に偽の生命を付与する仕事に取り組み、ドラゴンは破壊の神を起こすための神秘的な儀式を開始する―これらは冒険者たちが遭遇するだろう魔法的な危険の若干の例に過ぎない。呪文と魔法のアイテムの形を取る、彼ら自身の魔法によって、冒険者たちは勝利を掴むであろう!

出典:『Player's Handbook』

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最終更新:2016年09月12日 22:44