グレイ・ドワーフ(ドゥエルガル)

グレイ・ドワーフ、もしくはドゥエルガルはアンダーダークの奥深くで生活している。他のいかなるドワーフよりもずっと深い場所に潜った後、彼らは計り知れないほどの長い年月に渡ってマインド・フレイヤーたちによって奴隷化されていた。最終的に彼らは自由を勝ち取ったのだが、これらのむすっとして灰色の肌をしたドワーフたちは、今では彼ら自身が奴隷を手に入れ、かつての主人と同じくらいの暴君と化している。
肉体的にはいくつもの点で他のドワーフと類似しているドゥエルガルは、力強く無駄のない体つきをしており、黒い瞳と剃りあげた頭部で、男性は長く伸ばし、手入れもしていない灰色の顎髭を持つ。
ドゥエルガルは何ものにもまして苦労する辛い仕事に価値を見出す。不愉快や怒り以外の感情を他人にさらけ出すことは、彼らの文化では眉をひそめて嫌悪される行為であるが、ときに仕事をするときには喜びを示すこともある。彼らは規律、伝統、完璧な職人技といったものに関する典型的なドワーフの評価を持つが、彼らの道具というのは純粋に実用的なものであり、美的あるいは芸術的な価値というものは軽侮している。
ドゥエルガルの中でも少数の者が冒険者になり、地上世界にはそれ以上に少数しか存在していない。なぜなら、彼らは保守的で疑り深い種族であるためだ。通常、彼らの地底の都市を去った者は追放される。君がグレイ・ドワーフのキャラクターをプレイできるかどうかダンジョン・マスターに確認すること。

ドゥエルガルの副種族特徴

Duergar Subrace Traits
ドゥエルガル副種族は『Player’s Handbook』に収載されているドワーフの種族特徴を持ち、加えて下記の副種族特徴を持つ。

能力値上昇(Ability Score Increase)
君の【筋力】の値は1上昇する。

上級暗視(Superior Darkvision)
君の暗視は120フィートの距離を持つ。

追加言語(Extra Language)
君は地下共通語を喋り、読み、書くことができる。

ドゥエルガルの耐性(Duergar Resilience)
君は幻術に対するものと、魅了状態や麻痺状態に抵抗するために行なうセーヴィング・スローに“優位”を得る。

ドゥエルガルの魔法/Duergar Magic
3レベルに達すると、君はこの特徴によって1回自分自身に対してエンラージ/リデュース呪文を発動することができ、この呪文のエンラージの選択肢のみ使用できる。5レベルに達すると、君はこの特徴によって自分自身に対してインヴィジビリティ呪文を発動できる。どちらの呪文にも物質要素を必要とせず、君が直射日光に晒されている間はこれらを発動することはできないが、すでに発動されているものに対しては太陽光の影響を受けることはない。大休憩を取り終えると、この特徴でこれらの呪文を発動する能力を回復する。これらの呪文に関する君の呪文発動能力は【知力】である。

太陽光への過敏性(Sunlight Sensitivity)
君自身、攻撃の目標、あるいは知覚しようとしている対象が直射日光の中にあるときには、攻撃ロールと視覚に頼った【判断力】〈知覚〉判定に対して、君は“不利”を受ける。

出典:『Sword Coast Adventurer's Guide』

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最終更新:2016年09月12日 22:54