サガトの国はメシュカル島の西部に位置し、無慈悲な国であったと記録されている。
この国に関する資料は少なく、メシュカル島統一時に関し詳しく知る事が出来ない。
特に統一を争った四国の中で一番最初に滅亡したのは、国民の離反が理由とされ、人材の欠乏から倒されたと言うよりも自然消滅に近い状態だったのかもしれない。
滅亡もどの様に成されたのかは分からず、王の暗殺なのか、他国からの侵略によってなのか不明のままである。
残された土地は、フェルボンとトガで争う事となるが、防備が薄くなった国境線をダンドールが僅かづつ浸食して行った。
税はかなり高く、戦いが激化するに連れてそれも鰻登りに上がって行ったとされる。
最終的に国庫は空に近かったと言う事から、滅亡の理由は金銭が払われなかった傭兵達の反逆を唱える者も居る。
国王サガトは無能では無いが、見栄高く体面を維持する者だったと言われている。
その為に、無駄な物に税が使われ、無意味な資金使用があったのだろうと思われ、それが国家破綻に繋がったのではないだろうか。
最終更新:2012年09月10日 09:03