- 10x9の盤を使用します。
- 幅1マスの外周および中央の幅1マスの横線は「宇宙」です。
- 「宇宙」以外の8x3マスの長方形2つは「地上」です。
- 「宇宙遊泳」,「真剣勝負」,「黒壇の馬」,「ツースリー」の4種類のルールがあります。
- 宇宙遊泳:五目並べの一種です。
- 真剣勝負:競走ゲーム一種です。
- 黒壇の馬:チェッカーの一種です。
- ツースリー:跳び将棋の一種です。
<宇宙遊泳>
先手(黒)と後手(白)で交互にプレイします。
初期盤面に駒はなく、どちらも2種類の駒を6個ずつ(計12個)手駒にしています。
手番では、2種類の駒を「打つ(手駒から)」か「動かす(①または②)」かを行います。
①どの駒も相手の駒を(複数個並んでいても)飛び越えられる(連続では飛べない)
②地上では上下左右1マス動く駒とナイトの動きの駒があるが、宇宙ではどの駒も相手がいない限り進める
縦・横・斜めのいずれかに自分の駒をまっすぐ5個連続に並べると勝ちになります。
(並んだ自分の駒の駒を種類は問いません)
<真剣勝負>
先手(黒)と後手(白)で交互にプレイします。
初期盤面では、最上段の「宇宙」に白駒が横1列に、最下段の「宇宙」に黒駒が横1列に、各10個ずつ並んでいます。
最初の2ターンの間は、交互に自分の任意の駒を反転します。
(2ターンで、計2個の自分の駒が反転できます)
次の3ターン目から、交互に自分の任意の駒を動かします。
基本的に、どの駒も後ろへ戻ることはできません。
各駒は1マスだけ動く場合にのみ、敵駒を取ることができます。
「地上」では、左右に1マスまたは他の駒に当たるまで前に任意のマスだけ進めます。
反転した駒のみ、斜めに1マスだけ移動することもでき、その際に滴駒を取ることもできます。
「赤道」(盤中央の横道)では、他の駒に当たるまで左右に任意のマスだけ進めます。
「宇宙」(盤の外周)では、反転した駒だけが、他の駒に当たるまで外周に沿って自由に進むことができます。
(後ろへは戻れませんが、左右→前方→左右へ1手で進めます)
敵陣(最終段)に到達すると勝ちですが、到達時に敵に取られてはなりません。
<黒壇の馬>
先手(黒)と後手(白)で交互にプレイします。
初期盤面では、上の「地上」に白駒12個が互い違いに3段に4個ずつ、下の「地上」に黒駒12個が互い違いに3段に4個ずつ、線対称に並んでいます。
まず、交互に自分の任意の駒を反転します。
反転したい駒の反転が全て終了したら「パス」します。
両者が連続してパスすると、次からはお互い交互に駒を動かします。
各駒は斜めにしか移動できません。
移動の途中で後ろ斜めへ向かっても良いですが、最終的な移動先は移動元より必ず前進していなければなりません。
外周の「宇宙」には駒を置けませんが、盤中央の「赤道」は他の「地上」と同じで駒を置けます。
敵または自分の駒をいくつでも斜めに飛び越すことができます。
飛び越えた先に駒がある場合、1手内でさらに連続で飛び越せます。
飛び越す際に、外周の「宇宙」を壁として90度反射でき、反射回数に制限はありません。
自分の未反転の駒が相手の反転済の駒に隣接した場合、自分の反転済の駒が相手の未反転の駒に隣接した場合は、「チェック」となります。
「チェック」された駒は、次の手で(複数ある場合はどれかを)移動させなければなりません。
「チェック」されても移動する場所がない場合は「ノーチェック」となり、チェックはにはなりません。
先手(黒)は、相手より先に、上から2段目に自分の駒を4個移動すれば勝ちです。
先手(白)は、相手より先に、上から8段目に自分の駒を4個移動すれば勝ちです。
つまり、地上の敵陣の最終弾に自分の4個の駒が先に1列に並んだら勝ちです。
(並んだ自分の駒の駒を種類は問いません)
<ツースリー>
先手(黒)と後手(白)で交互にプレイします。
初期盤面では、上下の「地上」の中央2列に各6個ずつ、計12個の駒が並んでおり、「赤道」には駒がありません。
上の「地上」には白駒6個、下の「地上」に黒駒6個が、2列に3個ずつ並んでいます。
交互に自分の任意の駒を前進させます。
(横や斜めの移動はできません)
前進できない場合にのみ、後退することができます。
隣接する敵の駒をいくつでも飛び越すことができます。
(自分の駒を飛び越すことはできません)
自駒を先に敵の陣地(開始時の敵の駒の位置)に全て移動させたら勝ちです。
Miracle 5というソクラテスに類似のゲーム(一部にソクラテスを含む)もあります。
ソクラテスとMiracle 5は、いずれもオセロ(Othello)の考案者である長谷川五郎氏の考案です。
<参考>
最終更新:2018年04月19日 17:48