移動に関わる盤の性質や駒全体の動き方を変更したルールです。
- 円筒将棋,横ループ将棋(Shogi-Cylindical)
盤:標準(全ての駒に対して、1筋と9筋は横方向に接続)
駒:標準(全ての駒が、横ループ移動できます)
勝敗条件:自分の玉将を詰まされると敗北,ステイルメイトされると敗北
備考:全ての駒に対して、1筋と9筋は横方向に接続された円筒状の盤になっています。
つまり、1筋から右へ進むと9筋へ、9筋から左へ進むと1筋へ移動します。
例えば、1一から右へ1マス進めば9一で、9九から左へ1マス進めば1九です。
<バリアント>
1:円筒将棋
黒(手前)が先手です。
2:円筒将棋
白(奥)が先手です。
盤:標準(特定の駒に対して、1筋と9筋は横方向に接続)
駒:標準(特定の駒のみが、横ループ移動できます)
勝敗条件:自分の玉将を詰まされると敗北,ステイルメイトされると敗北
備考:特定の駒に対して、1筋と9筋は横方向に接続された円筒状の盤になっています。
つまり、1筋から右へ進むと9筋へ、9筋から左へ進むと1筋へ移動します。
例えば、1一から右へ1マス進めば9一で、9九から左へ1マス進めば1九です。
<バリアント>
1:玉のみ横ループ移動
黒(手前)が先手です。
2:玉と大駒(角・馬・飛・竜)のみ横ループ移動
黒(手前)が先手です。
3:玉と小駒(歩・香・桂・銀・金・成金)のみ横ループ移動
黒(手前)が先手です。
4:銀・桂のみ横ループ移動
黒(手前)が先手です。
5:金・成金(と金・成香・成桂・成銀)のみ横ループ移動
黒(手前)が先手です。
6:角・馬のみ横ループ移動
黒(手前)が先手です。
7:飛・竜のみ横ループ移動
黒(手前)が先手です。
- ドーナツ将棋,縦横ループ将棋(Shogi-Torus)
盤:9×11(全ての駒に対して、1筋と9筋は横方向に接続、1段と11段は縦方向に接続)
駒:標準(全ての駒が、横と縦にループ移動できます)
勝敗条件:自分の玉将を詰まされると敗北,ステイルメイトされると敗北
備考:全ての駒に対して、1筋と9筋が横方向に接続され、1段と11段は縦方向に接続された円環状の盤になっています。
つまり、1筋から右へ進むと9筋へ、9筋から左へ進むと1筋へ移動します。
また、1段目から上へ進むと11段目へ、11段目から下へ進むと1段目へ移動します。
例えば、1一から右へ1マス進めば9一で、9九から左へ1マス進めば1九です。
駒は自陣側2-4段目に配置し、相手陣の1-4段目に入れば成れます。
<バリアント>
1:ドーナツ将棋
黒(手前)が先手です。
2:ドーナツ将棋
白(奥)が先手です。
盤:標準(空きマスで停止することができません)
駒:標準
勝敗条件:自分の玉将を詰まされると敗北,ステイルメイトされると敗北
備考:空きマスへ移動した場合、進行方向へ空きマス上を滑って進みます。
画面端や他の駒(敵または味方の駒)に当たると、その手前で停止します。
(基本的に移動方向へ滑りますが、桂のみ前方または斜め前へ滑ります)
敵の駒を取った場合や持ち駒を打った場合は、その位置から滑りません。
駒が成れるのは最初の移動時のみで、滑り移動によって相手陣へ入っても成れません。
(滑り移動によって相手陣内を移動する場合、相手陣を出る場合も同様です)
<バリアント>
1:スケート将棋
黒(手前)が先手で、桂馬は前方に滑ります。
2:スケート将棋
白(奥)が先手で、桂馬は前方に滑ります。
3:スケート将棋2
黒(手前)が先手で、桂馬は斜め前に滑ります。
4:スケート将棋2
白(奥)が先手で、桂馬は斜め前に滑ります。
- スケート将棋バリアント(Shogi-Skate-Variant)
盤:標準(空きマスで停止することができません)
駒:標準
勝敗条件:自分の玉将を詰まされると敗北,ステイルメイトされると敗北
備考:空きマスへ移動した場合、進行方向へ空きマス上を滑って進みます。
画面端に当たると、その手前で停止(1マス前に止まる)します。
敵の駒に当たると、その手前で1マスあけて停止(2マス前に止まる)します。
味方の駒に当たると、その手前で停止(1マス前に止まる)する場合と1マスあけて停止(2マス前に止まる)する場合があります。
桂馬と飛車と角行は滑らず、竜王と竜馬も滑らない場合と、竜王の縦横移動と竜馬の斜め移動のみ滑らない場合があります。
敵の駒を取った場合や持ち駒を打った場合は、その位置から滑りません。
駒が成れるのは最初の移動時のみで、滑り移動によって相手陣へ入っても成れません。
(滑り移動によって相手陣内を移動する場合、相手陣を出る場合も同様です)
<バリアント>
1:スケート将棋バリアント1
黒(手前)が先手で、桂馬と飛車と角行と竜王と竜馬は滑らず、味方の駒に当たるとその手前で停止します。
2:スケート将棋バリアント1
白(奥)が先手で、桂馬と飛車と角行と竜王と竜馬は滑らず、味方の駒に当たるとその手前で停止します。
3:スケート将棋バリアント2
黒(手前)が先手で、桂馬と飛車と角行と竜王の縦横移動と竜馬の斜め移動は滑らず、味方の駒に当たるとその手前で停止します。
4:スケート将棋バリアント2
白(奥)が先手で、桂馬と飛車と角行と竜王の縦横移動と竜馬の斜め移動は滑らず、味方の駒に当たるとその手前で停止します。
5:スケート将棋バリアント3
黒(手前)が先手で、桂馬と飛車と角行と竜王と竜馬は滑らず、味方の駒に当たるとその手前で1マスあけて停止します。
6:スケート将棋バリアント3
白(奥)が先手で、桂馬と飛車と角行と竜王と竜馬は滑らず、味方の駒に当たるとその手前で1マスあけて停止します。
7:スケート将棋バリアント4
黒(手前)が先手で、桂馬と飛車と角行と竜王の縦横移動と竜馬の斜め移動は滑らず、味方の駒に当たるとその手前で1マスあけて停止します。
8:スケート将棋バリアント4
白(奥)が先手で、桂馬と飛車と角行と竜王の縦横移動と竜馬の斜め移動は滑らず、味方の駒に当たるとその手前で1マスあけて停止します。
- チェッカー将棋,ダイヤモンド将棋(Shogi-Checkers)
盤:標準
駒:標準
勝敗条件:自分の玉将を詰まされると敗北,ステイルメイトされると敗北
備考:各駒は、本来の動きに加えて、隣接する利きにある駒を跳び越えることができます。
本来進める方向に隣接している敵または味方の駒を1個だけ跳び越えられます。
跳び越えた先が空きマスであればそこへ着地して進むことができます。
跳び越えた先に敵の駒があれば、それを取って着地することができます。
跳び越えた先が味方の駒であれば、跳び越えて着地することができません。
複数の駒を飛び越えたり、着地後にさらに連続して飛び越えることはできません。
桂馬だけは、隣接した駒ではなく、桂馬の利きの位置にいる駒を跳び越えます。
桂馬の場合、桂馬跳びを同一方向に2回連続で行った位置へ着地します。
その位置が空きマスであればそこへ着地し、敵の駒があれば、それを取ります。
<バリアント>
1:黒(手前)が先手
2:白(奥)が先手
盤:標準
駒:標準
勝敗条件:自分の玉将を詰まされると敗北,ステイルメイトされると敗北
備考:各駒は、本来の動きに加えて、隣接する利きにある駒を跳び越えることができます。
本来進める方向に隣接している敵または味方の駒を1個だけ跳び越えられます。
跳び越えた先が空きマスであればそこへ着地して進むことができます。
跳び越えた先に敵の駒があれば、それを取って着地することができます。
跳び越えた先が味方の駒であれば、跳び越えて着地することができません。
香車・飛車・角行は、着地後にさらに連続して飛び越えることができます。
跳び越えた先に敵の駒があれば、それを取って着地することができますが、それ以上は翔べません。
玉将は、複数の駒(敵・味方を含む)をまとめて飛び越えることができます。
複数の駒をまとめて飛び越えた場合は、跳び越えた先が空きマスの場合のみ着地できます。
つまり、跳び越えた先に敵の駒があれば、そこには着地することができません。
桂馬だけは、隣接した駒ではなく、桂馬の利きの位置にいる駒を跳び越えます。
桂馬の場合、桂馬跳びを同一方向に2回連続で行った位置へ着地します。
その位置が空きマスであればそこへ着地し、敵の駒があれば、それを取ります。
<バリアント>
1:黒(手前)が先手
2:白(奥)が先手
盤:標準
駒:標準(全ての駒が自分より後方へは進めません)
勝敗条件:自分の玉将を詰まされると敗北,ステイルメイトされると敗北
(トライルールでは、相手の玉座へ入玉しても勝利)
備考:全ての駒は、自分より後方(後・右後・左後)へ移動することができません。
(横へ移動することはできます)
飛は後方1方向、角と銀は後方2方向、金と玉は後方3方向への利きを失います。
<バリアント>
1:黒(手前)が先手です。
2:白(奥)が先手です。
3:黒(手前)が先手で、トライルールがあります。銀と角を1段目へ打てません。
4:白(奥)が先手で、トライルールがあります。銀と角を1段目へ打てません。
※トライルール:玉を相手玉の開始位置へ進めても勝利となります。
円筒将棋とフットワーク将棋では、盤の左端と右端が接続されて、1筋と9筋が横につながります。
円筒将棋では全ての駒に適用されますが、フットワーク将棋では一部の駒にしか適用されません。
(もともとは、フットワーク将棋で横ループが適用されるのは、玉だけでした)
スケート将棋では、盤が滑るようになり、空きマスへの移動時にスリップします。
(敵の駒を取った場合や持ち駒を打った場合は、その位置から滑りません)
チェッカー将棋(ダイヤモンド将棋)では、通常の移動に加えてジャンプ移動が追加されます。
自分の利きの中に、自分に隣接した駒(敵・味方を問わない)がある場合、その駒を飛び越えて向こうへ移動できます。
飛び越えた先に敵駒がある場合は取れますが、味方駒がある場合はジャンプ移動そのものができません。
桂馬のみ、隣接していなくても桂馬の利きに駒がある場合、そこからさらに桂馬の利きへジャンプ移動できます。
前進将棋では、後ろ3方向への後退ができなくなり、横移動または斜めを含む前進しかできません。
左右への移動を持たない銀と角は、1段目に打つと行き所のない駒になってしまいます。
(歩・香・桂は、もともと後退できず、横移動もできないため、1段目では行き所がありません)
最終更新:2020年11月08日 02:11