将棋のZRFの欠点

  • 千日手は同一局面3回ではなく、4回が正式
 →修正は不能
  • 連続王手の千日手も引き分けとなる
 →修正は困難
  • 打ち歩詰め判定が不十分
 →修正は困難
  • ステイルメイトは引き分けとなる
 →修正は簡単
  • 持駒の数に制限がある
 →修正は可能
  • AIで敵駒の昇格を優先にできない
 →修正は一部可能

  • 打ち歩詰め判定の不備
 王手をかけている歩を取れる駒があっても、その駒が移動することで王手になる場合、実際には歩を取れない。
 つまり、歩を取れる駒を通して走り駒で王手されている(開き王手)状況では、歩を取れる駒はピンされている。
 本来、ピンされている駒は歩を取れる駒としてカウントしてはいけないが、ZoGではそれが除外されていない。
 そのため、下図は打ち歩詰めの反則負けであるが、チェックメイト勝ちになってしまう。
▲飛 ▽金 ▽玉 __ __
__ __ ▲歩 __ ▲金
__ ▲金 __ __ __
※敵は金で歩を取ろうとすると、飛による王手がかかるため、実際には王手している歩を取れない。
 つまり、金は飛による開き王手でピンされた状態になっている。
 玉の逃げ場は、金により封鎖されており、王手している歩は紐がついており、玉自身では取れない。
 歩を打ったことにより詰んだ場合、打ち歩詰めで反則負けとなる。
(持駒の歩を打った場合でなく、盤上の歩を突いた場合はチェックメイト勝ちになる)
打ち歩詰め判定の改良

  • 持駒の数の制限
 将棋は、20枚×2=40枚の駒を使用するが、お互いの玉将は盤上にいる必要がある。
 そのため、最大で38枚の持駒を所持する可能性がある。
 ZoGでは、駒台は9×3=27枚しか持駒を収容できず、駒台がいっぱいの状態ではそれ以上の敵を取れなくなる。
 つまり、持駒を打って空きを作らない限り、王手してきた敵駒を取ることもできない。

最終更新:2019年02月10日 22:54