キツネとガチョウ(Fox and Geese)
ルール
キツネとガチョウは、中世の北欧を起源とする、1手ずつ交互に行う2人用のボードゲームです。
現代版では、ガチョウの駒を13羽セットして縦横のみの動きをするタイプや、ガチョウの駒を16羽から18羽セットして縦横斜の移動ができるタイプが存在します。
十字型の盤を用いて、中央にキツネの駒を1個、一方の端に13個のガチョウの駒を配置します。
どちらがキツネ側かガチョウ側か決めておき、先手から1手ずつ交互に指していきます。
駒はどれも線に沿って隣り合ったマスに1マスずつ移動できます。
キツネがガチョウに隣り合っており、その向こう側のマスが空いている場合、キツネはそのガチョウを飛び越えて移動できます。
飛び越えられたガチョウはキツネに捕まったものとされ、盤上から取り除かれます。
キツネは連続して飛び越えて、複数のガチョウを1手で捕まえることもできます。
ただし、2個以上連続して位置するガチョウを一度に飛び越えることはできません。
ガチョウはキツネを飛び越えることはできませんが、キツネを追い詰めて動けるマスをなくせばガチョウの勝ちとなります。
キツネを追い詰められなくなる数までガチョウを減らせばキツネの勝ちとなります。
日本の「十六武蔵」、東南アジアの「牝牛とヒョウ」、ネパールの「バグチャル」など、キツネとガチョウのバリアントです。
「十六武蔵」では武蔵の駒がキツネに相当しますが、2つの敵の駒の間に入ると相手の駒を取れる点が違います。
最終更新:2018年04月13日 15:49