イルカ

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イルカ - (2015/11/03 (火) 04:37:17) の編集履歴(バックアップ)


  • 『ホメロス風讃歌』所収「アポロン讃歌」に、アポロンがデルポイの神殿に仕える者たちを探していた際に
   クノッソスの船に目をつけ、その船に乗り込む際にイルカに姿で乗り込んだ逸話がある。
   イルカをギリシア語で「デルピス」と呼び、それにちなんでアポロン自身をデルピニオス、
   アポロンを祀る祭壇をデルペイオスと呼ばれる旨が記されており、
   この讃歌中にデルポイという地名そのものは出て来ないものの、事実上デルポイの語源説となっている。
  • また、実際にクレタ島には「デルピニオス・アポロン」が崇拝されており、
   イルカの姿を彫り付けた彫刻も見つかっているとのこと。



  • 『平家物語』巻十一「遠矢」の段に、
   壇ノ浦の合戦中、平家の船団に対してイルカが1~2,000匹ほど向かってくるという現象がおこり、
   これを陰陽師に占わせると平家滅亡の凶兆と出た、という記述がある。



      参考文献

『四つのギリシャ神話』
『平家物語(十一)』