- 16世紀のヨーロッパに登場した、高さ4~5メートルに達する背の高い製鉄炉。
- 高い炉に空気を送り込むため、送風装置がより強力になり、その結果炉内の温度がシュトゥック炉よりさらに上昇した。
また高位置から装入される鉱石は下方からの熱い一酸化炭素に触れる事でさらに高温となる。
鉄は高温で還元されると
一酸化炭素中の
炭素とも反応、炭素を吸収する事で融点が下がる性質があり、
これら諸条件が合わさる事で、鉄を完全に湯の状態(銑鉄)で得る事に成功した。
- これにより、鋳造によって大量の鉄製品を作る事ができるようになり、歴史上大きな技術革新となった。
参考文献
『鉄の文明』大橋周治
最終更新:2012年08月04日 03:29