本尊の
薬師如来が所持する薬壺に内蔵物のあることが発見された。
薬壺の大きさは高さ18センチ、直径13センチ。
蓋の裏には元禄十二年(
1699年)十月十二日の日付が記載されていた。
→穀類。米、大麦、小麦、大豆、小豆の5種類。
→生薬類。石菖蒲、菖蒲根、人参、丁子、白檀の5種。
なお、丁子に含まれる成分オイゲノールには殺菌性があり、これが内容物を守ったと思われる。
→鉱物類。白水晶、紫色
ガラス、青色ガラス、球状石灰石の他、銀箔・金箔が見出されたが純度は低かったと。
参考文献
『くすりの小箱』湯之上隆・久木田直江
最終更新:2012年08月09日 03:55