反射炉

  • もともとは、ヨーロッパで青銅の溶解に使われていた炉。

  • 石炭を燃焼させる場所と、金属を溶解させる場所を分離し、
   石炭の炎がアーチ型の天井を加熱、その反射熱で金属を溶かす仕組み。

  • これにより、石炭に含まれる硫黄分が鉄に入り込み、質を脆くするのを防ぐことができる。

   また半溶融状態の銑鉄を鉄棒でかき回して銑鉄中の炭素の酸化を促進する
   パドル法を考案した。


  • 現在、世界で唯一、完全な姿で残っている反射炉は、静岡県伊豆韮山のものという。


      参考文献
『鉄の文明』大橋周治
最終更新:2012年09月13日 01:46