日本の神

  • 『令集解』職員令跡記に、「天神」「地祇」の違いについて、
   「天より下り坐すを神といひ、地に就きて顕はるるを祇といふ也」と見える。

  • 唐の祠令では、祭祀の供物として牛、豚、羊などの動物供犠が重要視されているが、
   日本の神祇令には全く見られない。
(『日本神道史』岡田壮司)




  • 「神=上」という説があるが、上代特殊仮名遣いでは否定される。
   →神……「加微」「可未」など。この「微」「未」は乙類
   →上……「加美」「可美」など。「美」は甲類


 一方、岡正雄は、記紀神話のオノゴロ島の話が、洪水神話の断片ではないかと主張している。
 (洪水と縁遠いような土地の人々も洪水神話を持っているケースが多く、日本になかったのかどうか?)


最終更新:2011年12月26日 10:40