新田神社


  • 南北朝時代、南朝側について挙兵し、敵の奸計によって矢口の渡しで非業の自刃をとげた新田義興を祀る。

  • 矢口の渡しを渡る途中、穴の開いた舟に取り残され対岸から矢を射かけられて自刃。
   その後怨霊となって渡し守や、奸計を仕掛けた江戸遠江守が相次いで水死、また天変地異が起こるなどしたため
   霊を鎮めるために建立されたという。

  • このエピソードは後に、平賀源内の浄瑠璃「神霊矢口渡」の題材となり、同浄瑠璃は人気を博したとか。

  • 神社境内には、謀略に関わった一族や末裔が近づくと吠えたという狛犬や、義興の墳墓と言われる塚もある。


      参考文献


『東京人』2013年8月号
最終更新:2013年07月17日 01:08