ヒスイ

  • 古代において、ヒスイを装身具として利用していたのはマヤ、オルメカ、アステカなどのメソ・アメリカ地域と、
   日本列島だけであるという。
   東南アジア(ミャンマーなど)で、近世になってから使用された事は知られている。


   日本の古代人が原石を採取・加工していた事が確実なのは新潟県糸魚川、青海のヒスイのみ。
   九州から出土する硬玉ヒスイ製の玉類も、現在知られている範囲ではすべて糸魚川、青海で産したものであるとか。

  • なお、糸魚川産のヒスイで作られた玉は北海道、沖縄を含むほぼ日本列島全域で発見されており、
   古代日本の交易の活発さが知られる。


      参考文献
『日本神話の考古学』森浩一



最終更新:2013年09月09日 17:18