- プリニウス『博物誌』第十一巻に、蚕の繭から絹織物を織り上げる方法を最初に発明したのは、
コス島のプラテアスの娘パンピレという人物であったという
- 卵、幼虫、繭、成虫と三度生まれ変わることから、死と再生を繰り返す不老不死の神として
古代の秦氏に信仰された。
- 東北、北陸地方の「オシラ神」「オシラ様」も同様の養蚕神信仰と考えられる。
- 愛知・長野・静岡の県境地域に伝わる花祭で、擬死再生の儀式に太夫がこもる装置を
「シラヤマ」と称するのも、同じ意味であるという。
(
八百比丘尼の別名をシラ比丘尼と呼ぶのも同じ理由ではないかという)
参考文献
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』
上島敏昭『魔界と妖界の日本史』
最終更新:2016年05月28日 02:46