- ミルトン『失楽園』に、雌蜂が食物を集めて夫である雄蜂を養う、とする一節があり、
この時代にはいわゆる女王蜂が雄であったと考えられていた痕跡を残している。
(zsphereコメント:ジェンダー観による誤認の典型的な例)
- 柳田國男は『昔話と文学』所収「藁しべ長者と蜂」の中で、蜂が昆虫の中でもことさら
「難題聟」や「天人女房」の一部バリエーションなどで、報恩パターンでもなく
単純に人間に助言助力をするパターンが多い事をあげて、その理由があるはずと問題提起している。
(zsphereコメント:柳田先生が後代への宿題として残している事はどれも気になる。ので備忘のため記しておく次第)
参考文献
『昔話と文学』柳田國男
最終更新:2017年04月18日 04:59