さんせう太夫

   そのため、山椒大夫の根拠地である丹後国の人が同地に入ると天候が荒れ、船の出入りが出来なくなるとも言われる。


  • 島内の相川町鹿野浦に、安寿姫を祀った安寿塚がある。
   塚の祠内には三体の地蔵があり、それぞれ安寿、厨子王、およびその母を祀っていると現地で伝承されている由。
   江戸時代以降の浄瑠璃本などで、安寿の母が佐渡島に売られて鳥追いをしている場面などがあり、
   この説話が佐渡島に定着していた事を物語ると見られる。

  • 説経節「さんせう太夫」では、当初は安寿の母は蝦夷が島に売られるという筋となっており、
   佐渡島と関連させられるようになたのは江戸時代初期頃と見られると云々。



      参考文献
『日本伝奇伝説大事典』
最終更新:2014年01月23日 18:21