伏見稲荷大社


  • 稲荷大神、稲荷五社大明神ともいう。

  • 祭神は宇迦之御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神、四大神(しのおおかみ)。

  • 『山城国風土記』逸文に、秦公伊呂具が餅を的にして矢を射たところ、餅が白鳥に化して飛び去り、
   その白鳥が止まった山の峰に稲が生じた奇瑞から、この山に社を作って祀ったのが始まりとする。

  • 『神祇官勘文』『年中行事秘抄』では、この神は和銅年間に伊奈利三ヶ峰に顕坐してより、秦氏人らが禰宜祝として
   春秋の祭りに仕えた、とする記述がある。

  • また、東寺の鎮守としても著名。

  • 『稲荷記』『稲荷流記』『帝王編年記』などに、空海と、老翁などの姿の稲荷大明神が対面、再会する話が
   いくつか見られ、両者の関係性が説話化されていた形跡をたどることができると云々。



      参考文献
『日本伝奇伝説大事典』
最終更新:2014年03月13日 05:37