茨木童子


  • 河竹黙阿弥作の歌舞伎「茨木」で、渡辺綱が羅生門で出会い腕を斬り落とした鬼とされる。
   初演は明治十六年。

  • 元々、『平家物語』剱の巻では、渡辺綱が腕を斬り落としたのは一条戻橋で出会った鬼女であるとされ、
   それが謡曲「羅生門」で場所を羅生門とされるようになるが、この時点では茨木童子の名は無い。
   この逸話が茨木童子と関連付けられるようになったのは近世以降である由。


      参考文献

『日本伝奇伝説大事典』
最終更新:2014年03月17日 04:27