オデュッセウス



   その後苦難に遭いながら故国イタケに戻るまでの旅の仔細が『オデュッセイア』にそれぞれ語られている。

  • 『オデュッセイア』第十九歌に、過去の回想として、義父から名づけをしてもらう場面が語られるが、
   それによればオデュッセウスの名前の由来は「憎まれるもの(オデュッサメノス)」であるとされている。
   すなわち義父アウトリュコスは盗みと誓言の巧みさで知られており、自身が憎まれ子である事からであるという。
(ただしこれは、古代ギリシアの作品・文献によく見られる語呂合わせで、後世の付会であろうと
   岩波文庫版の訳者は注釈している)



      参考文献

『オデュッセイア(下)』ホメロス


最終更新:2014年08月31日 03:52