イタチ

   ヘラクレスを産もうとするアルクメネの出産を助産神ルキーナに邪魔させていたのを、
   侍女のガランティスが機転を利かせて騙し、それによってヘラクレスが無事に生まれたが、
   ガランティスは女神を騙した罰としてイタチに変えられた、としている。
  • また、口から出まかせの嘘で産婦を助けたゆえ、口から子を産む身になった、と記されており、
   この当時イタチがそのように子を産むと考えられていたと見られる。


  • プリニウス『博物誌』第八巻によれば、バシリスクはイタチの毒だけは致命的であるという。


      参考文献

『変身物語(下)』オウィディウス
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』


最終更新:2016年03月31日 22:14