カテキ婆ぁ

 乗船していたリーフデ号の保護聖人として船尾に飾られていた木像。
 その後、栃木県佐野市上羽田町の龍江院という寺に「カテキ様」として祀られるようになっていたが、
 現地の住民たちは、小豆とぎの怪「カテキ婆ぁ」であると話していたという。

  • 中国の伝説に、「貨狄=カテキ」という名の船の発明者がおり、
 当初は船関連の品物である事からそのように言われていたのではないかという。

  • 当該の木造は、大正末年に出自が判明。現在では国の重要文化財に指定されている。

(『魔界と妖界の日本史』上島敏昭)


最終更新:2013年09月24日 04:18