- 2014年、同遺跡から有柄銅剣の石製鋳型が発見された事が発表された。
このタイプの鋳型が見つかるのは、朝鮮半島も含めて初であるとか。
また同地からは、青銅器を量産できる土製鋳型も大量に出土しているという。
(有柄銅剣とは、握り手から刃先までが一体となっている剣のことという)
- 2015年、弥生時代中期前半(紀元前200年ごろ)、国内最古の青銅鏡の鋳型が発見された事が分かった。
国内初出土の
多鈕鏡の鋳型で、長さ5.1cm、幅2.5cm、厚さ2.3cm、重さ39グラムの滑石製。
復元すると直径15cmほどになるという。
これまで国産鏡は「小型仿製鏡」が作られ始めた紀元前後とされてきたが、それを150~200年遡るという。
- 同遺跡の所在する地域は、『魏志』倭人伝において「奴国」として記述されている国の
比定地とされており、同国の生産技術の高さを示す史料であると見られると云々。
参考文献
47ニュース 2014年11月12日記事
朝日新聞 2015年5月28日記事
最終更新:2015年06月01日 18:59