レフカンディ遺跡


  • 古代ギリシャ、いわゆる暗黒時代にあたる時期の遺跡。
   初期青銅器時代から人の居住の痕跡がある。一方、前8世紀には放棄されたらしい事が調査により知られている。

  • エウボイア島中央部の南西、ギリシア本土と向かい合う海沿いにクセロポリスという頂上の平坦な小高い丘があり、
   その上に集落の遺構が残る。
   またそこから北西に500mほど隔たったトゥンバと呼ばれる峰の上で、
   幅10m、全長45mの大型の建物遺構が発見されている。
   中央部の床に二つの墓室があり、片方には三頭の馬が、もう片方には胸を黄金の板で覆われた女性と
   火葬された男性が発見されている。

  • また、レフカンディ遺跡の前9世紀の二つの墓から、二つに割らればらばらに副葬されていた、
   ケンタウロスを象ったテラコッタ像が発見されている。
   通称「レフカンディのケンタウロス」として著名。


      参考文献

『図説ギリシア』周藤芳幸


最終更新:2014年12月01日 17:05