サル

   →サルの起源譚


  • 一部のサルについて、棲んでいる地方によって食物のレパートリーに違いがある事が知られている。
   たとえば京都嵐山のサルはムクの実の果肉の他、種子も噛み割って食べるが、高崎山のサルはそのまま呑み込んでしまう。
   大阪府箕面のサルはユリやヤマイモの根を掘って食べるが高崎山のサルは食べない、等。
   「文化」を「社会の多くのメンバーが共有し、社会的学習によって世代から世代へと伝わる情報」と定義した場合、
   サルもまた文化を持っているということができる、と云々。


  • 船旅の際に、船にサルを載せていく風習は古代ギリシャ時代に既にあったようで、
   『イソップ寓話集』に、船旅をする人たちが「旅中の慰めに」サルやマルチーズ犬を連れて行く習慣がある、
   という記述を載せている。



      参考文献

『イソップ寓話集』
『新・動物の「食」に学ぶ』西田利貞


最終更新:2017年01月09日 20:04