- ミツバチにも針があり、巣を襲われた場合などに刺す場合があるが、
ミツバチが針を刺すと、針が刺さったまま抜ける事が知られている。
これは内臓ごと抜けるため、針を刺した後のミツバチは多く死に至るという。
- 『イソップ寓話集』では、蜜を人間に与えるのを惜しんだミツバチがゼウスに針を授けて欲しいと願い、
ゼウスはその妬み心に腹を立てて、ミツバチが人を刺すと針が抜けて死ぬようにしたという。
- 巣を作るために分泌、あるいは精製する物質にも有用なものが多い。
たとえば
プロポリス(蜂ヤニ)などがある。
ミツバチが巣を作るために用いる基礎物質としてのプロポリスは、プリニウス『博物誌』第十一巻にも
第一にコンモシス、第二にピッソケロス、第三にプロポリス、として名前が挙げられており、存在が知られていた。
- プリニウス『博物誌』第十一巻に、ミツバチが様々な予兆をもたらすという記述があり、その中に、
子ども時代の
プラトンの口にミツバチが止まった事があるのが、彼の比類なき雄弁の前兆であったと述べている。
参考文献
『イソップ寓話集』
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』
最終更新:2016年05月26日 03:05