ヘシオドス『神統記』ではゼウスが末子であると記されているが、
ホメロス『イーリアス』ではゼウスの方が兄であるとしている。
- ゼウス、ハデス、ポセイドンの三神は籤によってそれぞれの権能を割り当てられ、
ハデスは闇の世界、ポセイドンは海を、ゼウスは天空を割り当てられた。
そして大地とオリュンポスの峰とは三神が共有した、という。
- また、ゼウスには嘆願者や旅人を守護する神、という性格もあり、
ギリシャの叙事詩などでは嘆願をする人物がよくゼウスの名を出して請願する。
『イソップ寓話集』に、
センチコガネの恨みを買い卵を落とされたワシが、
ゼウスの懐に逃げ込む場面がある。
参考文献
『イリアス(下)』ホメロス
『イソップ寓話集』
最終更新:2015年02月12日 17:08