- 3世紀中ごろから7世紀初頭にかけて築造された前方後円墳および前方後方墳の数は約5200。
墳長が200メートルを超えるものは35基あるが、そのうち32基は畿内地域に集中している。
墳長が100メートルを超えるものは302基、うち140基が畿内地域に存在する。
ちなみに、畿内に次ぐと言われる吉備地方は、200メートル超が2基、100メートル超が14基。
最小の部類に属する前方後円墳であろうとのこと。
- 田中良之氏の調査と説によれば、少なくとも五世紀後半まで、
古墳の主たる被葬者について男女の性差に偏差がなく、
男系社会ではなく双系制が認められるという
(以上は出土人骨の形質学的分析にもとづいており、相応の妥当性を汲んでも良いものらしいとのこと)
その後、清家章氏の検証調査により、男系社会への移行は
北部九州や中国地方西部が最も早く、他地方では相応に遅れが見られる由。
(『古墳』土生田純之)
→全長・後円部径・前方部長の比率が3:2:1
かつ、前方部が三味線のバチ型に開いているもの。
最終更新:2012年02月24日 01:42