- 『グリム童話集』「おぜんや御飯のしたくと金貨をうむ驢馬と棍棒ふくろからでろ」〈KHM36〉
→父親に家を追い出された長男が指物師の親方の下で仕事を習得した褒美に、
小さな食卓(おぜん)をもらう。「おぜんや御飯のしたく!」と言うと料理が卓上に並ぶ代物。
帰宅途中、宿屋の主人にすり替えられて騙し取られるが、三男坊の機転で取り返す。
- 『グリム童話集』「背嚢と帽子と角ぶえ」〈KHM54〉
→運試しに旅に出た三人兄弟の末の弟が、森の中で無限に食事の出てくる敷物を見つける。
やがて旅先で炭焼きの男にこの敷物と交換に兵隊を呼べる背嚢をあげようと言われるが、
弟はそれを一旦飲んで交換したあと、その背嚢で出した兵隊に敷物も取り替えさせる。
同様にして大砲を呼べる帽子、城などの建物を壊してしまえる角笛をも手に入れる。
(zsphereコメント:ひでぇ話であるw)
- 『グリム童話集』「一つ目、二つ目、三つ目」〈KHM130〉
→ある家に一つ目、二つ目、三つ目の姉妹がいたが、二つ目は人間と同じ二つ目である事を理由にさげすまれて
食事もあまりもらえなかった。そこに神通力のある女が現れて、連れている子ヤギに
「こやぎ、メーと鳴け! おぜんや、したく!」と言うとご馳走がたくさん現れる事を教える。
しかし、やがてこれが発覚して、子ヤギは殺されてしまう。
参考文献
『完訳グリム童話集(1)』
『完訳グリム童話集(2)』
『完訳グリム童話集(4)』
『マルコ・ポーロ 東方見聞録』
最終更新:2015年11月19日 17:36