役小角

  • 役行者が一言主神に作らせた橋(久米の岩橋)は結局完成しなかったことから、
   歌などで「久米の岩橋」「久米路の橋」は男女の契りが成就しないたとえにも使われる。
「葛城や 久米路の橋にあらばこそ 思ふ心を中空にせめ」(『後撰和歌集』恋三)
「葛城や 久米路に渡す岩橋の なかなかにても 帰りぬるかな」
「中絶えて くる人もなき葛城の 久米路の橋は今も危ふし」(同 恋五)



      参考文献

『新編日本古典文学全集 神楽歌・催馬楽・梁塵秘抄・閑吟集』



最終更新:2015年06月16日 03:38