- 中インド舎衛国の祇樹給孤独国に建てられていた寺院。
- 『三宝絵詞』に、「もろこしの貞観三年に玄奘三蔵の天竺にゆきめぐりし時に、
鶏足山のふるき道には竹しげりて人もかよはず、孤独苑の昔の庭には、
室うせて僧もすまざりけり」とある。
同内容の記述は『栄花物語』疑の巻にもあり、また『梁塵秘抄』にも
「迦葉尊者の古道に 竹の林ぞ生ひにける
孤独園の園見れば 昔の庵ぞあはれなる」
とある。
迦葉尊者は
摩訶迦葉のこと、釈迦の弟子。
また鶏足山は迦葉尊者入滅の地。
参考文献
『新編日本古典文学全集 神楽歌・
催馬楽・梁塵秘抄・閑吟集』
最終更新:2015年06月16日 22:21