菊水


  • その味は甘く、飲めば長寿を保つという伝説があった。

  • 『閑吟集』に、
「南陽県の菊の酒 飲めば命も生く薬
 七百歳を保ちても 齢はもとのごとくなり 齢はもとのごとくなり」

 この歌は古く、田楽能「菊水」の一節で、また番外謡曲「菊水慈童」にも借用されている。
 また歌中の「七百歳」は『列仙伝』の彭祖の逸話の混入。



      参考文献
『新編日本古典文学全集 神楽歌・催馬楽・梁塵秘抄・閑吟集』


最終更新:2015年07月01日 04:46