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アレクサンドロス大王に派遣されインド沿岸および
アジア沿岸を航行したネアルデスが耳にした話に、
ノサラという魚食民の島に伝わる伝説として、
この島にはネレイデスにひとりが住んでおり、島に近づく男と誰彼構わず交わったが、
この
ネレイスは交わった男を魚に変えて海に投じていたという。
このネレイスを不快に思った太陽神が島からの立ち退きを命じると、ネレイスは
了承した上で、自分ゆえの災難不運もこれで解消されるように乞うたと言って太陽神の同意を得、
彼女の手で魚に変えられた人間たちを元の姿に戻してやった。
この島の魚食民たちはそうした彼らに始まる、という。
参考文献
『アレクサンドロス大王東征記(下)』アッリアノス
最終更新:2015年11月17日 18:47