→何不自由なく暮らしてきた王様とお妃さまがいたが、子どもだけが居なかった。
そのうちやっとのことで子が生まれるが、生まれてきたのは
ロバで、母親は捨ててしまおうとするが
父親は「これも神様に授かった子だから」といって養育する。
この子は後に旅に出て、旅先で姫と結ばれた際に、夜中の間だけロバの皮を脱ぐと美しい王子の姿になる。
事情を知った姫の父親がこっそりロバの皮を捨ててしまったので、以降王子は姫と結婚し、
姫の父親である王の死後はその国を継いだとか。
→人が動物を出産する事が凶兆であるという事例として、
マルシ戦争勃発の前兆のひとつに、
とある下婢がヘビを生んだことがあったと記している。
参考文献
『完訳グリム童話集(4)』
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』
最終更新:2016年03月08日 03:15