藤原良相

  • 平安時代の貴族。


  • 漢詩に長けていた事で著名。彼の邸宅では漢詩人を集めて競わせる会なども開かれており、
   一種の文化サロンとして機能していたと見られている。

  • 平安宮に隣接した右京三条一坊六町に、邸宅を構えていた。曲水を交えた庭と楼閣を備えていたという。
   また、白居易にちなんで自邸に「百花亭」と名付けていたという。

   良相の時代はひらがなの草創期にあたっており、また近くの貴族邸から「難波津の歌」を仮名で書いた木簡が
   出土していることから、この周辺で仮名文字のブームとでも言うべきものが広がっていたのではないかと言われる。
(ただし、良相本人は漢詩に通じていた人で仮名に親しんでいたかどうかは不分明という意見もある。
   在原業平と親しかったという良相の長男藤原常行(ときつら)との関係を説く学者もある)



      参考文献

産経WEST 2016年1月7日記事
最終更新:2016年01月10日 00:13