→バルト海沿岸からノルウェーにかけてのみ語られている話に、男性の
ヴァンパイアが出てくる話がある。
とある娘が見知らぬ男と結婚する。夜になって男の家に来るまで向かう途中、男は教会の前で
車から降りる。娘が様子を見に行くと、男は墓場でランプをつけ死体を食べている。
結婚したのち、娘の家族が訪れるので、男は娘に秘密を洩らさないように言いつけるが、
娘は姉に夫の行為を漏らす。実は家族は女を試すために男が化けていたものだったので、女は
本性を現した男に食べられてしまう。
参考文献
『民間説話』トンプソン
最終更新:2016年04月18日 20:26